学校で学んだことが、生徒たちの「生きる力」となって、明日に、そしてその先の人生に繋がってほしい。これからの社会が、どんなに変化して予測困難になっても、自ら課題を見付け、自ら学び、判断行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしい。そして、明るい未来を、共に創っていきたい。
これらの願いが込められた新しい学習指導要領がスタートし生徒たちの学びは今どう進化しているのか。「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)の視点から「何を学ぶか」だけでなく「どのように学ぶか」も重視した授業改善や、カリキュラム・マネジメント」の確立や、教育活動の質を向上させながら学習の効果の最大化を図る実践や検討はどうあるべきか。さらに、それを実施・発展していくためにこれから何が必要か。
川崎特別大会では、高等学校芸術科書道の全国の実践状況を共有し、これからの学習指導要領等の理念を実現するためにさらに今後必要な方策とは何かを【5つの視点】で考え、教育課程を軸とした学校教育の改善・充実に必要な方策を提起したい。
1.何ができるようになるのか
芸術科書道の育成で目指す「資質・能力」とは
2.何を学ぶのか
主体的な教育内容の改善・充実の状況
3.どのように学ぶのか
主体的、対話的で深い学び、アクテイブラーニングの視点からの授業改善状況
4.何が身に付いたか
学習評価の充実に向けた授業改善の状況
5.カリキュラム・マネジメントと社会の開かれた教育課程
教育課程を軸とした学校教育の改善・充実の状況
今回の改訂と社会の構造的変化や社会に開かれた教育課程の実現
この全国研究大会の実施により、高等学校教育の中で、「生きる力」を身に付けさせるために、書道教育はどのような役割を果たすべきか、改めて考える特別大会としたい。