第1日 8月8日(木) 【第1日 令和6年度 全国総会】

 
 
2024(令和6)年 全日本高等学校書道教育研究会 総会
 
開催日  2024(令和6)年8月8日(木)2024川崎特別大会第1日
時間   10:00-10:40
会場   カルッツかわさき 大ホール 
運営   ・壇上登壇者は下記の発表者6名のみ
     ・総会議事録は、川崎特別大会終了後に本WEBサイトで公表
     ・総会次第はスライド掲出
     ・総会資料は、すべてペーパーレスとし、
      デジタルデータで扱い、研究集録「総会・Q Rコード」閲覧方式
 
司会   事務局次長
議長   副理事長
 
次第(予定 今後修正あり)
 
1 会長挨拶・総会開会の言葉 
  10:00-10:02
   全日本高等学校書道教育研究会 会長
2  総会報告承認議案について 
    ― 経緯説明・本総会提出議案項目の厳選について ―
  10:03-10:05
   全日本高等学校書道教育研究会 副理事長
3  総会
  (1) 2023(令和5)年度 事業報告・収支決算報告
      ― 第1回全国役員会承認の総会提出議案の要旨報告―
     10:06-10:10
       全日本高等学校書道教育研究会 事務局長
 
  (2) 2024(令和6)年度 事業計画・収支予算報告
     ― 第1回全国役員会承認の総会提出議案の要旨報告―
     10:11-10:14
       全日本高等学校書道教育研究会 事務局長
 
  (3) 会則 第6章 功労者表彰 報告
     ― 会則第6章功労者表彰の研究集録掲載に関する報告―
     10:15-10:18
       庶務部長
 
  (4) 会則 第4章第21条 専門役員会設置に関する報告
     ― 会則第4章第21条に基づく
      各専門部主管専門役員会「将来構想委員会」設置についてー
      10:19-10:21
        副理事長
    
      (5) 2024川崎特別大会 大会要望書 決議
     ―大会要望書の主旨 提出・送付計画―
        10:22-10:25
             理事長 
 
      (6) 全国研究大会開催計画について
     ―全国幹事会 全国大会総括会議 全国役員会報告―
        10:26-10:31
               事業部長
 
4 茨城大会研究成果報告
          10:32-10:35
              研究部長
 
5 茨城大会開催御礼・総会閉会の挨拶 
         ―茨城大会開催御礼及び本日の総会閉会の言葉―
          10:36-10:38
            全日本高等学校書道教育研究会  副会長
 
10:40 総会終了
 
 


 
 
全日本高等学校書道教育研究会 全国大会開催計画
 
2031年までの全国大会開催計画案について(第48回茨城大会総会承認内容報告内容)
 

2018年度宮崎大会情報交換会でのブロック協議を経て、2019年度岡山大会総会での承認、2022年度愛媛大会(オンライン大会)総会、2022年度岐阜大会総会において2031年までの全国研究大会の計画案とそれに付帯する案件の検討協議を進めていくこととし、第56回2031年までの全国研究大会実施ブロック案の承認をいただきました。
 

第48回2023 茨城県水戸市(関東ブロック)
 開催日 令和5年11月9日(木)10日(金)
 会 場 水戸市 ザ・ヒロサワ・シティ会館(旧茨城県民文化会館)
第49回2024 近畿ブロック開催代替開催「2024川崎特別大会」
 開催日 令和6年8月8日(木) 9日(金)
 会 場 川崎市スポーツ・文化総合センター カルッツかわさき
第50回2025 和歌山県和歌山市(近畿ブロック)
   開催日 令和7年8月21日(木)22日(金)
 会 場 和歌山県民文化会館
第51回2026 富山県(北信越ブロック)
(ここまでが第48回茨城大会総会での承認事項)

第48回茨城大会【関東ブロック開催】総会では、開催ブッロクの開催への協力と、2027年以降の開催地について以下の内容を踏まえながら、開催のあり方の協議を継続することとしました。

1.第49回2024近畿ブロック開催は代替開催として、「(仮称」神奈川大会)とし、報告・承認をいただきました。その後、令和5年4月23日に行われた第1回本部事務局会議において、大会名称を「第49回川崎特別大会」とする。

2.第49回2024川崎特別大会が近畿ブロック開催の代替開催となり、第50回2025大会は近畿ブロック開催、第51回2026大会を北信越ブロックでの開催とする。以降はここまでの総会承認の開催計画を、1年ずつ後ろにずらしていく。

3.近畿ブロック開催は、令和5年5月17日に行われた近畿ブロックの第5回運営委員会において和歌山県から会期と会場について複数の提案があり、近畿ブロック全会一致で承認されました。
第50回2025 和歌山大会【近畿ブロック開催】
            開催日 令和7年8月21日(木)22日(金)
            会 場 (仮)県民文化会館(和歌山市)
 
4.2026年全国研究大会
第51回2026 (富山)(北信越ブロック)
 
5.2027年以降の全国研究大会開催予定地
第52回2027 (未定)(東北・北海道ブロック)
第53回2028 (未定)(九州・沖縄ブロック)
第54回2029 (未定)(中国・四国ブロック)
第55回2030 (未定)(関東ブロック)
第56回2031 (未定)(東海ブロック)
 

今後の継続協議の際の留意事項は以下のとおりです。
これらの事項を踏まえながらの協議検討継続となりました。
1.第56回2031年大会までのローテーションを見通し、今後の実現可能な全国研究大会計画の検討では、開催県での運営可能なプログラムを前提に、予算・期間・刊行物の見直しをはかり、より「持続可能な全国大会」のあり方の実践指針を示していく。2024年の大会ではその内容を具体的に示す大会にする。
2.今後の開催地の検討では、ブロック内での十分な検討時間を確保する。
また開催地の授業研究発表者の選出では、長期的な視点に立っての育成を視野に各都道府県の境界指導の研究を推進する。それを具体化するために、全国研究大会のブロック協議では将来の研究発表者の推薦候補などに授業実践の研究発表の中間報告なども行ない、将来の研究推進となる人材を育成していく。
3.開催時期は全高総祭、全書研など他の大会との兼ね合いでも変更可とし、さらに、開催ブロックの公的な大きな事業と重複する場合は、開催ローテーションを柔軟に対応する。
4.より多くの書道教育担当者が集まりやすい夏季休業中の全国大会開催を検討し、それにそって大会運営の大幅な効率化を検討し、2024年よりその先行事例を示していく。
5.他の芸術教科音楽・美術の開催内容を参考に、全国研究大会のあり方も検討する。
以上のことを踏まえ、全国研究大会のあり方の将来構想では、本部役員会、全国幹事会、全国役員会において、継続協議を重ねていくこととする。
場合によっては、その実務を担う、将来構想を検討する組織の臨時の設置も必要となる。
 
 


 
【令和6年度総会 事業計画案 各専門部計画案 に関する経緯報告】
 
2022(令和5)年度 全国幹事会での報告内容
 今後、2024年5月の全国役員会で、2024年川崎特別大会第1日目の総会議案を審議いたします。
 2月17日の全国幹事会で承認された「次年度計画」にそって、年度末から次年度事業を実施してまいります。
 
 
2月17日全国幹事会報告
 
令和5年度 全日本高等学校書道教育研究会 事業報告
○令和5年(2023年)
・4月12日 全日本高等学校書道教育研究会全国役員名簿原稿締め切り
・5月 1日 「全高書研会報93号」発行
・5月20日 第1回全国役員会【神奈川県 川崎市教育文化会館】
       令和5年度全日本高等学校書道教育研究会全国役員名簿(案)作成
・6月上旬  第48回茨城大会後援申請書提出(文化庁)
・7月30日~8月3日
後援事業 令和5年度第47回全国高等学校総合文化祭鹿児島大会 書道部門展示
【鹿児島県 サンアリーナせんだい】
・9月20日 第2回全国役員会・第48回茨城大会打合せ会議〔オンライン開催〕
・10月1日「全高書研会報第94号(茨城大会特集号)」発行
・11月1日「全高書研会報第94号(茨城大会特集号)修正版」発行
・11月 9日~10日
       第48回全日本高等学校書道教育研究会茨城大会(関東ブロック開催)【茨城県 ザ・ヒロサワ・シティ会館】
令和5年度全日本高等学校書道教育研究会総会
令和5年度全国高等学校書道教育に関する実態調査公表
・11月17日~18日
       後援事業 第63回全日本書写書道教育研究会東京大会【東京都 武蔵野大学】
・12月25日~27日
後援事業 令和5年度第47回全国高等学校総合文化祭鹿児島大会書道部門
優秀作品展示【会場:東京芸術劇場 ギャラリー1】
【主催:高等学校文化連盟全国書道専門部、全国書道高等学校協議会】
【後援:全国高等学校文化連盟、全日本高等学校書道教育研究会】
【参加作品:令和5年度全国高等学校総合文化祭鹿児島大会書道部門に出品された作品で、審査会において優秀と認められた作品並びに各都道府県高等学校(芸術)文化連盟書道専門部、全国書道高等学校協議会より推薦された作品70点を展示】
○令和6年(2024年)
・ 1月中旬  第48回茨城大会要望書を各都道府県等に送付(教育委員会、指定都市、関係大学)
・ 1月 7日 後援事業 第3回全国高等学校書道パフォーマンスグランプリ【千葉県 イオンモール幕張新都心 他】
・ 1月下旬  後援事業 第14回全国学生防災書道展【兵庫県立美術館】
・ 2月10日 後援事業 第28回全日本高等学校書道コンクール 審査発表
・ 2月中旬  第49回川崎特別大会後援申請書提出(文化庁)
・ 2月17日 第48回茨城大会総括会議・引継ぎ会・幹事会【神奈川県 川崎市教育文化会館】
・ 3月 1日 「全高書研会報95号」発行
・ 3月  日 全日本高等学校芸術教育研究会・研究協議会【 未定 】
・ 3月中旬  第48回茨城大会要望書を文化庁に提出(予定)
・ 3月22日 令和6年度本部役員・全国役員・事務局担当者・会計担当者の調査を発送
令和6年度全国高等学校書道教育に関する実態調査を発送(WEB回答オンライン併用)
 
令和6年度 全日本高等学校書道教育研究会 事業計画(案)
○令和6年(2024年)
・4月14日 全日本高等学校書道教育研究会全国役員名簿原稿締め切り
・5月18日 第1回全国役員会【和歌山県 和歌山県民文化会館】
       令和6年度全日本高等学校書道教育研究会全国役員名簿(案)作成
・7月31日~8月4日
後援事業 令和6年度第48回全国高等学校総合文化祭岐阜大会 書道部門展示【岐阜県 下呂交流会館】
・ 8月8日~9日第49回全日本高等学校書道教育研究会川崎特別大会
【神奈川県 カルッツ川崎】
令和6年度全日本高等学校書道教育研究会総会
令和6年度全国高等学校書道教育に関する実態調査公表
・ 9月中旬  「全高書研会報第96号」発行
・9月25日 第2回全国役員会・第49回川崎特別大会打合せ会議〔オンライン開催〕
・11月  日~  日
       後援事業 第64回全日本書写書道教育研究会  大会【       】
・  月  日~  日
後援事業 令和5年度第47回全国高等学校総合文化祭鹿児島大会書道部門
優秀作品展示【会場:東京芸術劇場 ギャラリー1】
【主催:高等学校文化連盟全国書道専門部、全国書道高等学校協議会】
【後援:全国高等学校文化連盟、全日本高等学校書道教育研究会】
【参加作品:令和5年度全国高等学校総合文化祭鹿児島大会書道部門に出品された作品で、審査会において優秀と認められた作品並びに各都道府県高等学校(芸術)文化連盟書道専門部、全国書道高等学校協議会より推薦された作品70点を展示】
 
○令和7年(2025年)
・1月中旬  第49回川崎特別大会要望書を各都道府県等に送付(教育委員会,指定都市,関係大学)
・ 1月 7日 後援事業 第4回全国高等学校書道パフォーマンスグランプリ【会場未定】
・ 1月下旬  後援事業 第15回全国学生防災書道展【兵庫県立美術館】
・ 2月上旬  後援事業 第29回全日本高等学校書道コンクール 審査発表
・ 2月15日 第49回川崎特別大会総括会議・開催県引継ぎ会・幹事会【会場未定】
・ 3月 1日 「全高書研会報97号」発行
・ 3月  日 全日本高等学校芸術教育研究会・研究協議会【会場未定】
・ 3月中旬  第49回川崎特別大会要望書を文化庁に提出(予定)
・ 3月21日 令和7年度本部役員・全国役員・事務局担当者・会計担当者の調査を発送
令和7年度全国高等学校書道教育に関する実態調査を発送(WEB回答オンライン併用)
 
 
各専門部報告、次年度方針
●研究部
○令和5年度報告  成果と課題
① 茨城大会研究での授業研究の報告に向けて(成果は茨城大会研究集録での報告とした)
全日本高等学校書道教育研究会茨城大会における授業研究・研究発表に向け、会則第四章第21条に基づき、研究部の事業補完のために2020年度に設置認可を受けた専門役員会=「教育課程・学習評価に関する専門役員会」と、本部役員及び茨城大会運営委員会・茨城大会研究発表の先生方等を中心に定期開催された諸会議(オンライン協議・月3回のペースで実施・主に茨城大会における発表内容について検討)に、継続して参加した。
② 授業実践事例の募集・収集について(成果・課題)
新学習指導要領に基づく研究授業及び教科研究会の実践事例を募集・収集した。
この成果は、川崎特別大会を含む以降の全国研究大会での授業研究発表の事例報告に活かしていきたい。
また、各都道府県から全日本高等学校書道教育研究会研究部への要望があった「新学習指導完全実施となった時期での、芸術科書道の学習指導案の作成に関して、よりわかりやすく普及推進を図ることができる『略案書式・略案様式の検討等の要望』が多く、その求められる理由や改善の要点となる声をさらに集約し、この作成等の家業では今後の組織対応を図っていくための論点等をより整理し、継続して検討していく方針でいる。
③ 会員相互の情報共有としてより有益性が高い「授業実践の研究に関するテーマや土台のあり方・現実に即した対応について」(成果、継続課題)
現状の高等学校書道教育の実践における会員相互の事例報告の共有の場面や、より生徒の実態に即した授業展開例の「生の声=工夫や改善等」の収集と会員相互の共有については、会則総則に定めた(会則第四条二)本研究会の事業目的内容に直結する事項である。
しかし、現状では研究部事業として最優先すべきこの内容が、全国研究大会や全国役員
会や全国幹事会で共通した話題にまでしっかりあがっていない。
まず議論の優先性を共有し、それがより会員の先生方の交流や意見交換を通して、それ
らが反映され可視化できる、より望ましい全国研究会にしていくべきと考える。
今後も風通しの良い研究会のあり方への軌道修正のための情報提供・情報共有を図り、
課題認識をしっかり深めていきたい。(課題)
④ 研究部調査と全日本書写書道教育研究会との連携について(成果と継続課題)
昨年度は、全日本高等学校書道教育研究会調査部による「全国高等学校芸術科書道教育課程調査」(2022年11月岐阜大会で公開)の追加調査として、全日本高等学校書道教育研究会研究部の研究テーマ「国語科書写との円滑な接続」の運用事例調査の扱いで実施し、第一次調査対象校は、都内私立中高一貫校12校(予定)とし、すでに開示されている令和4年度教育課程表および中等教育6年間を見通した計画的かつ継続的な教育課程にもとづいた教科目標の資料提供を依頼し、その内容を整理し協力校の許諾のもと開示した。これは今後の高等学校会員相互の共有情報として公表した。
今年度は全日本書写書道教育研究会東京大会における高等学校の部では、「中高連携座談会」が設けられた。
「現在の高等学校教育における書道教育の役割」の共有と、高等学校教育の中で、「生き
る力」を身に付けさせるために、書道教育はどのような役割を果たすべきかを再確認す
る「書写と書道の連携を円滑にするための中高連携座談会」が行われ、研究部は全書研
東京大会の研究主題の設定や、座談会での資料の事前準備にあたった。
 
 
 
◯ 令和6年度 計画案 ― 研究部の活動とその意図、具体 ―
(全国幹事会での承認をいただき、5月の全国役員会に諮る事項)
計画1 
調査活動(その目的・意図)
高等学校指導要領高等学校芸術解説、p7 には第1部・第2節 芸術科改訂の趣旨及び
要点として、1 芸術科改訂の趣旨(3)芸術(書道)には次の事項が示されている。
○芸術科(書道)においては、書の文化の継承と創造への関心を一層高めるために、書の文化に関する学習の充実を図るとともに、豊かな情操を養い、感性や想像力を働かせながら考えたり判断するなどの資質・能力の育成等に重点を置いて、その充実を図ってきたところである。
○一方で、書の伝統と文化を踏まえながら、生徒が感性を働かせて、表現と鑑賞の相互関連を図りながら能動的に学習を深めていくことや、書への永続的な愛好心を育むこと等については、更なる充実が求められるところである。
○今回の学習須藤要領の改訂においては、これまでの成果を踏まえ、これらの課題に対応できるよう改善を図っていくことが必要である。
これらの成果と課題を受け、芸術科(書道)における改訂の具体的な方向性については、次のように示されている。
・感性を働かせて、能動的に、表現を構想し工夫したり作品の価値を見いだしたりする学習となるよう、内容の改善を図る。
・国語科書写との円滑な接続を図るとともに、生活や社会の中での文字や書の働き、書の伝統と文化についての理解を深める学習の充実を図る。
・表現と鑑賞の学習に共通に必要となる資質・能力を〔共通事項〕として示す。
とりわけ、「国語科書写との円滑な接続」の実態理解の一観点では、
中高一貫校(中等教育学校、連携型高等学校及び併設高等学校)における、「中高一貫
教育における国語科書写や芸術科書道の取り組み」や、「文字文化と豊かに関わる書道
の学習活動」の実態、「新設中高一貫校の学習指導の課題」などについて、調査部と協
働し提言できるよう努めていきたい。
 
調査計画の具体について
次年度調査研究「小中一貫校 書写・書道実施状況調査」の作業概要
❶ 仮称:「中高一貫校(中等教育学校、連携型高等学校及び併設高等学校)における、「中高一貫教育における国語科書写や芸術科書道の取り組み」や、「文字文化と豊かに関わる書道の学習活動」の実態、「新設中高一貫校の学習指導の課題」などの調査(調査部との協働調査・提言できるよう努める。)
❷ 2 月中の準備担当  
・担当 松原  研究部役員  前理事長  理事長より委託された委員
2 月中の次年度役員選出の際の研究部編成として研究部補充役員3名
(   )(   )(   )を募りたい。
❸ 2 月 17 日全国幹事会での計画の報告概要の報告
・2 月 17 日幹事会では、今年度の成果と課題を報告し、その上で次年度の研究部調査目的を説明する。
・3 月下旬 までには担当者による調査校、調査主旨、調査項目の本部事務局との協議、発送準備 調査にかかる経費予算計上などを本部事務局に報告予定でいる。
・4 月下旬に事務局会議にて送付先一覧、調査項目の確定、公表までの計画案協議。
・5月の全国役員会では、幹事会承認・本部事務局での承認を受けた、調査概要と調査方法及び集約作業内容・公表時期・公表方法等を報告し、最終承認を得て、調査を開始したい。
計画2  
第49回全日本高等学校書道教育研究会川崎特別大会運営
計画3  
近畿ブロック和歌山大会、北信越ブロック富山大会に向け、
運営委員会・本部役員会・専門役員会の先生方との連携実務
計画4  
昨年度の課題の解決
・新学習指導要領に基づく高等学校芸術科書道の授業実践事例について、
事例収集の協力依頼と先生方への共有、
並びに今年度研究部報告記載の②③を重要事項として捉え、
それを踏まえた、課題の解決に向けた行動。
 
 
●調査部
令和5年度全国高等学校書道教育に関する実態調査について
1.令和5年度の全国高等学校書道教育に関する実態調査について、例年通り実施いたしました。調査にあたっては、各都道府県事務局・理事の先生方にご協力を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。本調査の目的は、高等学校における書道教育の実態や教育課程の展開、各都道府県における書道教員採用試験の実施状況、学校設定科目の状況の資料をもとに、今後の高等学校芸術科書道における教育課程推進のあり方や課題を共有し、それらの課題解決の方向性を共有していくものです。
2.茨城大会総会における調査部による「令和5年度全国高等学校書道教育に関する実態調査について」の集計結果は、茨城大会情報交換会での調査部報告を行い、全日本高等学校書道教育研究会ホームページ上に茨城大会総会後に公開いたします。
3.全国調査の集計作業は、埼玉県高等学校書道教育研究会調査委員会により集計・分析・公表データの作成を進めてまいりました。
4.令和5年度全国高等学校書道教育に関する実態調査集計結果は、令和5年度茨城大会総会において決議される要望書の大会後の文化庁・文科省への提出の際に、「教育課程に基づく高等学校芸術科書道の教科指導の全国研究大会の成果と課題報告」合わせて、全国高等学校書道教育の実態状況として添付・報告し要望事項の根拠としていく予定です。
 
 
● 事業部
◯ 令和5年度 事業部 報告
1.後援事業の推進(成果)
本部事務局と連携し、全日本高等学校書道教育研究会後援事業の計画及び後援事業推進、全国研究大会計画の推進、全日本高等学校書道教育研究会ホームページの運営を継続実施した。
また令和5年度の各事業でも、本部事務局や渉外部との連携が必然であることから、事業計画の推進にあたっては、渉外部と歩調を合わせ、全日本高等学校書道教育研究会の事業運営への協賛支援の協力を求めた。
 
2.本研究会のWEBサイト運用と川崎特別大会運営のクラウド運用に向けて(成果と課題)
会務遂行がリアルタイムでわかるホームページ更新の頻度向上に向けた業務の見直し等を図りながら、川崎特別大会運営ではクラウド活用を前提とした研究大会でもあり、ハード面ソフト面での検討・準備・運用に着手した。これらの運用では業務の人員の補充や業務計画の検討に入った。
現在、全国協賛が得にくい状況下にあり、後援事業主催団体との連携の強化や、全日本高等学校書道教育研究会の研究会活動の情報発信力の向上と信憑性が増す体制づくりでは、分業のあり方や業務進行の本部事務局との情報共有などを図り、引き続きご協力いただける体制づくりと実務を担った。引き続きご協力ご支援をいただきたい。

3.川崎特別大会運営委員会での事業準備(報告)
授業研究・研究協議・情報交換会・授業実践発表・チャレンジ分科会の各プログラムの運営準備にあたり、組織役割にそって運営委員会の準備実務に当たった。川崎特別大会のクラウド活用の準備・運用での協力体制や組織づくりに着手した。
 
◯ 令和6年度 事業部 計画
1.後援事業の推進
本部事務局と連携し、全日本高等学校書道教育研究会後援事業計画の起案と後援事業の支援推進へのあり方を本部事務局・渉外部と連携し、それらの事業運営への支援・各事業への協賛などの協力をし、より実効性のある事業を進めていきたい。
 
2. 川崎特別大会事業準備の推進及び本研究会のWEBサイト運用
川崎特別大会でのクラウド活用の準備と試行に着手し、実効性信頼性のある運用を整えていく。
今後の全国研究大会のあり方が大きく変更される中での、ホームページの公開での肖像権の扱いや、発信頻度向上に向けた業務の見直し等についても、改善事項を反映できる業務体制を検討し、業務の改善を推し進めていく。
後援事業の情報公開では後援事業主催団体との連携の強化を、情報発信力の向上と信憑性が増す体制づくりでは分業のあり方や業務進行の本部事務局との情報共有などを図り、引き続きご協力をいただける体制づくりと実務を担っていく。
引き続きご協力をいただきますようお願いいたします。
 
 
 
●渉外部
1. 令和5年度 渉外部 活動報告【全国協賛について】(成果と課題)
茨城大会研究集録の全国協賛の広告のように、全日本高等学校書道教育研究会の各事業の活動支援・協賛のための予算確保の渉外活動を実施し、令和5年度前期の渉外活動の成果を茨城大会運営予算とした。
詳細は、全国役員会に収支決算書で示す予定。今年度も年度当初予算案に示された金額を目標に、茨城大会全国協賛においては昨年度比からの増額(協力支援の拡大)を目標に、かつ川崎特別大会への協力支援体制の維持・継続を加え、2023年6月から8月下旬にかけての渉外活動を実施した。(成果)
社会情勢を反映し、協賛企業の協賛費の協力にはハードルが高くなっている。
協賛の回答困難な際の渉外交渉の場面では、企業団体からは、単なる広告掲載にとどまらず、企業・団体・大学の広報活動への協力姿勢が求められた。(課題)
そのような経緯から、茨城大会では、全国協賛の企業・団体・大学等から配布依頼のあった広報資料を参加の皆様の大会資料に同封させていただき、また茨城県内協賛の各団体の研究大会期間中のブース出展も規定を設けて実施した。(成果)
協賛の企業・団体・大学宛に総括会議での報告集を送付予定でおり、協賛の御礼と次年度川崎特別大会以降の協賛協力を間断なく依頼したい。(課題)
また、新規開拓では、協賛の可能性のある企業・団体には、3月中旬から営業訪問を行う予定でいる。
 
 
2. 令和6年度 渉外部 活動計画 【全国協賛について】(計画・課題)
上記の本年度の渉外活動の成果と課題をさらに整理し、次年度の川崎特別大会の協賛支援獲得に早期より行動したい。
渉外部の活動では、その目的を果たすための活動予算が必要であり(現状は係が自費で活動し、事後精算方式となるが、広範囲の営業であることから自己負担が増している。)、渉外活動予算を計上し、渉外活動の必要経費の予算案をもとに、営業活動を実施する。
また、事業の安定化に向けての、年間予算案における全国協賛の渉外活動に依存する予算枠は見通しがかなり甘く、事業安定に向けては、本部事務局の実務経費削減には限界があり、事業安定化には会則第5章会計第22条から第24条の条項見直しを図る協議の場面が望まれる。期待値予測値での全体予算の計上案は見通しが甘いと実感している。
 

●出版部
会報発行事業の推進 事業報告、事業計画参照
 
●庶務部
(1) 令和5年度の全日本高等学校書道教育研究会要望書は、本部役員会及び事務局会議等での協議事項・方針を定め、要望事項に関する過去の各種団体の資料や法令文書の該当事項の確認を行い起案いたしました。
(2) 起案原案は昨年8月中の本部役員会オンライン会議で起案に向けた意見交換、記載根拠の確認などを行い、校正作業を実施、9月初旬に全国役員会での承認に向けた意見交換・記載根拠の再確認を行い、令和5年度要望書(案)として作成しました。岐阜大会総会での要望書(案)は、昨年度の茨城大会オンライン大会総会における大会要望書を継承する内容としました。
(3) 関東ブロック大会の要望書の文化庁、文部科学省への提出は、今年度末の予定です。
(4) 今後のご質問や要望などは本部役員会での推敲を重ね、各団体への令和5年度要望書として扱っていきたいと考えております。
 
 
●教育課程・学習評価に関する専門役員会
1 令和5年度の活動について報告
①学習指導案フォーマットのバージョン2への改訂
本研究会の全国大会では、このフォーマットを使用しているところであるが、令和4年度に公開した新学習指導要領に準拠した学習指導案フォーマットのバージョン1に引き続き、さらに指導と評価の一体化を具体化させたバージョン2を事例2種と合わせて6月に公開した。(茨城大会の一部から使用)
これらは全日本高等学校書道研究会ホームページに掲載しているので、ぜひダウンロードの上、各都道府県の研究会でご活用願いたい。
②茨城大会のウェブ検討会を企画運営        
茨城大会の研究授業や研究発表の当事者、大会事務局、本部役員等で構成した検討委員会を企画運営し、研究面から大会をサポートした。
2 次年度へ向けて
①全国大会のサポート
次年度の第49回川崎特別大会に向けては、すでに授業も研究も終了していると思うので、学習指導案フォーマットの使用方法についての話し合いが中心となると思われる。第50回和歌山大会については、前年度に授業も研究授業も終える可能性があるので、令和6年度から研究授業や研究発表の内容について、本部研究部、及び大会運営委員会と連携を取り、書道教育研究の一層の充実を図りたい。
②学習指導案フォーマットの紹介
学習指導案フォーマットの存在自体がまだまだ知られておらず、知られていても難しさ、面倒くささだけが先行しがちである。この誤解を解きながら伝達し、使用方法の問い合わせにも応じていきたい。
 ③専門委員の構成について
専門委員の構成については、参考資料のメンバーと研究部、前回大会の関係者で構成しているので、令和6年度は、参考資料のメンバー、研究部、茨城大会の関係者で構成してはどうか。